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2018
07.31

多職種ごちゃまぜ研修会

Category: 未分類
地域医療やIPE(多職種連携教育)領域では有名な宮崎大の吉村先生を招いての多職種ごちゃ混ぜ研修会に参加してきました。

ごちゃまぜ1


保健医療福祉のいろんな職種、職域の学生からベテランまで参加がありました。

講演を聞きましたが、吉村先生は岐阜県揖斐での診療所時代から地域に巻き込まれ巻き込んで、また学生や研修医を巻き込んでの実践がすごいですね。在宅置き去り研修やむちゃぶりなど楽しそうです・・。
自分ももう少し活動をひろげつつ、いろんな職種の学生なども巻き込んで当事者主体の支える医療、地域づくり、多職種協働の楽しさ伝えたいなあと思いました。

多職種連携は今ではどこでも言われるようになって、上から降りてきて行政などが仕切ったグループワークなども入った研修も増えています。しかしさすがに研修会のやり方やファシリテートの細かな工夫がすごく盛り上がりました。
よく構造化されており、テンポもよく仕込みのファシリテーターなしでも、わかりやすく気持ちよくグループワークを進行することができました。

グループワークではうちの班はアイスブレイクの輪っか作りゲームでも優勝。ロールプレイでもそれぞれの役になりきるなどチームワークが抜群に良かったと思います。

ごちゃまぜ2


せっかく何らかの予算で人を集めて研修などを開催してもまだまだ単一職種、職域のものや外部講師を招いての講演会、せいぜいパネルディスカッションくらいで止まっていることが多くもったいないなと思うことが多いです。

児童発達分野でも教育、医療、福祉、行政をまたいで是非こういう形の研修を開催したいなあと思います。

以下は講演、グループワークの工夫に関してのメモです。

(レクチャー開始時)
・最初に参加動機(望んで、なんとなく、動員されて)を聞く。
・やる気、テンションを親指で示す。Sumup(100%)Sumdown(0%)
(休憩→グループワーク)
・一番若い(と思われる人)が司会。右回りに話す。
・職種と簡単な自己紹介のあとニックネーム。名札の裏に書いて回す。
(アイスブレイク) 新聞紙とスティックのり2本、ハサミ2本
・作戦会議後、2分で輪っかをつくってできるだけ多くつなげたチームの勝ち。手を上げた状態からスタート。優勝チームに何が良かったか聞く。
・2回戦は再度作戦会議後、今度は始まったら話してはダメ。アイコンタクト等でコミュニケーション。
(ロールプレイ)
・グループワークは役割は民主的な方法(じゃんけん、あみだ、くじ)で決定。自分の職種以外で。
・シナリオ、設定にそってロールプレイ。アドリブどんどん(ケア会議)。
・感想をインタビュー(アイスブレイクの優勝チームのみ)
・感想を模造紙に書いて読み合う。
(休憩→レクチャー)
・学生さんに感想を聞く
・握手、ハグ、ハイタッチのどれかでグループ解散


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2018
07.16

日医”医師は過労死ラインを超えて働き、地域医療を守れ”

Category: 未分類
過労死ラインが上限なら「救える患者も救えない」 - 日医、医師の働き方改革に関する意見書を公表(CBニュース)


“日本医師会(日医)は11日、医師の働き方について「自己研さんの在り方」や「宿日直の在り方」など重点分野12項目を盛り込んだ意見書を公表した。重点項目の一つの「時間外労働時間」の上限を設定する「医師の特別条項」を提言。松本吉郎常任理事は同日の定例記者会見で、長時間労働をする医師が多い実態を踏まえて、特別条項で設定する上限を「過労死ライン」で設定すると、医師不足などで地域医療が崩壊する危険性もあり、「命を救える患者さんも救えない状況になる」と指摘。「医師の特別条項」の上限を超えることも「特例」として認めるべきだとの認識を示した。”

主に開業医からなる団体である日本医師会によると医師は過労死で死んでも良い、あるいは過労死ラインを超えても過労死しないスーパーマン以外は医師になるなと言うことのようです。ふざけるな💢
この政策で犠牲になる過酷な病院医療の最前線にいる医師がほとんど入っていない団体が、自分たちは安全な場所にいて、医師の代表面して、こう言う主張をしていることに本当に腹が立つのです。この松本吉郎常任理事は医師になり8年で開業した皮膚科の開業医だといいますが、「当事者抜きに当事者の事を決めるな」ですよ。
日本医師会やその幹部連中は一体だれのために仕事をしているのでしょう?なぜ、こんなしょぼい提言しかできないのでしょうか?

自分は子どもを授かった後、患者を人質にとられた状態で、自分か家族か患者が死ぬかという状態に追い込まれた末、病院医療の第一線から逃げ出しました。10数年はくらいは全科当直も続け、消灯時間までは病棟に張り付き、休みも少しで頑張りましたが、ケア責任も生まれ、加齢による体力低下もあり頑張れるのは一時的なのだと悟りました。
日本医師会のこの主張が医師の総意とは思えませんし、スーパーマンや個人の頑張りに頼る医療ではサステイナブルではないし、その結果として医療がなくなってしまっては医師も市民も幸せにしないとおもいます。

ちなみに日本医師会は医師全入の職能団体と思われがちですが、病院勤務の若手の医師はほとんど医師会員ではなく、開業医や病院経営陣、病院幹部クラスになって入る人が多い開業医主体の団体です(企業における経団連に近い)。今回のその主張は経団連が主張し与党が強行採決した「働き方改革、高プロ制度」とそっくりですね。
国民を守るはずの法律を(権力者が)守れないなら法律の方を変えて現実に合わせてしまえと言う現政権のスタンスに沿ったものです。

賠償保険と抱き合わせで若い勤務医の医師会への入会を勧めているけど、若い医師はこんな事を主張する団体に入りたいと思うかなあ?大事なのは今だけ金だけ自分だけでだれも幸せにならない、こんなことを主張しているような日本医師会は先がないんじゃないかなと思います。

一方の地区医師会は日本医師会の下部組織ですが、こっちは隣組みたいな行政からの情報伝達や下請け、親睦、互助組織みたいな感じのところが多いように思います。職業ギルドというよりは役所や上部組織の伝達機関かつ、一方で日本医師会の役員の選出機関となっていることに問題があるのではないでしょうか。

医師が仕事をしていく上で関わる団体には診療科ごとの医局、それぞれの科の学会、医師会などの諸団体がありますが、最終的には患者さんのために独立した立場で関われるのが医師だとおもいます。
なんだか医師を取り巻く状況も、なんだかおかしなことになってきているように思います。

皆さん、どう思われますか?

「過労死ライン超えて働け」という日本医師会に対して現場から「お前が働け」の声多数


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2018
07.01

おめめどう®ハルさんの講演会

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2週間前にも”ワイドビューしなの”にのった気がしますが・・。

また始発の”しなの”と名鉄を乗り継いで約3時間、名古屋の南、知多半島の東海市、太田川まで行ってきました。
ダダくんのお母さんでおめめどう®を起業したハルヤンネ(奥平綾子)さんの講演を聞きに行くためです。畑や住宅地に囲まれた太田川は駅の周囲だけ妙に未来的で遠くには日本福祉大学の校舎ビルも見えます。

日福2018


Facebookなどではやり取りがあったものの、ハルヤンネ(奥平綾子)さんとリアルでお会いするのははじめてです。
セミナーは午前2時間(幼児期〜学童期)、午後2時間(思春期とQ&A)、パワフルでテンポのよい関西弁でしゃべくりどおしでした。グッズをつくるために株式会社として起業して商売にしたら、自閉症協会や育成会などの大手の団体、学術団体からはすっかり講演などには呼んでもらえなくなったそうです。それでも、いいと思ってくれる親の会や特別支援学校などの依頼をうけて全国を飛んでまわっているそうです。

今回のセミナーを主催した東海市の発達の気になる子どもをもつ母親の為の勉強会サークル”いえいく会”
パワフルな親の会で、自主独立な感じが独立独歩のハルさんのスタンスとぴったりあっているのか、講演会は今回で4回目とのこと。今回は信州から無理をいって参加させていただきました。



おめめどうのメソッド、哲学

おめめどうのメソッドは、ハルさんの自閉症のある息子さんのダダくん(通称レイルマン)のためにABAやTEACCHなど様々な療育などをやったり様々なお師匠さんについて勉強したり、思春期にはいってしくじったりしてきた経験から紡がれました。TEACCHなどのコンセプトも見事に取り込んで昇華しています。
日本でTEACCH が今ひとつ広まらず誤解されているのは、人権や本人が選ぶというのは彼の国では当然過ぎることで翻訳すらされなかったからとうこともあるのではとのこと。起業してから独自路線で突き進み、大きな団体や学会などのと袂を分かち、試行錯誤を重ねて今の方式にたどり着いたそうで、やっとその良さが認められてきていてボトムアップでじわじわと広がってきているようです。

意思決定支援と合理的配慮ということはやっと本日の障害者支援において重要と理解されるようになってきましたが、それを自閉症でどう継続的に保証するかというところがおめめどうの真骨頂です。その方法論としても、哲学としてもある意味完成の域に達している感じもうけました。
特に「人権尊重」や「年齢相応の対応」、「選択活動」、「母子分離」については繰り返し強調し、やりやすくしないと日本人には伝わらないというとミソで、市販もしている安価なアナログツールをつかって、人や場所や活動によらずに共通した支援が自然に継続できるように工夫されています。
個人的にはASDの支援で本田先生や福岡先生、その他の方法論にかけていたピースがピタッとはまったように感じました。

以下、講演のごく一部のエッセンスをまとめてご紹介しますね。

おめめ講演

幼少期〜学童期はまあるい目で手をかけて

 幼少期は子どもと十分に付き合うと後々が楽になるといいます。これは佐々木正美先生も主張されていたことですね。ポイントは言って聞かせる子育てではなく、見せて伝える子育てです。でも大抵の人はそういう育てられ方はしてきていないからここは学ばないとわかりません。・・。そしてマイノリティの子育てになるので仲間づくりも重要です。
 視覚的、具体的、肯定的な表現で、コミュニケーションを図り、幼児期から分かる情報を少しずつため、AAC(拡大代替コミュニケーション)のコミュメモのフォーマットに情報を載せていきます。コミュニケーションは親が媒介せず直接対峙でというのは、特に思春期以降に重要になってきます(後述)。絵カードなどでのコミュニケーションができるようになったら、文字との併記、次は筆談、それを経てはじめて音声言語を中心にしたコミュニケーションへの移行を考えますが、何故か筆談を飛ばしてしまう人が多いと言っていました。
そうやってお嫁道具(スケジュールやコミュメモなど)をつくり、学校に伝えていくことができると黄金学童がまっています。

 そして特に大事なのは選択活動です。本人が選んでいる、こだわっているように見えても、まわりが選択肢を示すことなく、あなたはこれが好きだからとあてがいつづけたための同一性保持になっていることが現実には多いといいます。選択肢を示さないと、何を選んでいいのかも見えず、そもそも選んでいいということも彼らには思いもよらないことだったりするのです。とはいえ選択肢を示すと言っても嫌いなものばかりを提示したり、力関係を影響させたり誘導したりしないように注意は必要です。そうやって選択ができて初めて思考がはじまります。さらに選んだ後の後始末まで邪魔せず、葛藤を取り上げないことが大事で、そのことで身の振り方を判断できるようになります。

 また時間を読み取るのが苦手な自閉症児のために、時間の見える化をスケジュールで必ずおこないます。スケジュール、カレンダーの使用が、こころを支える基礎工事となります。ここでも脳に優しくわかりやすい巻カレンダー見通しメモなどのスケジューリングツールを挟んで徐々にやり取りにしていきます。こういった見える形でのコミュニケーションは有効なのではなく絶対に必要なものです。そしてそれを継続していくためには自作ではなく、市販のものを使うのがいいのだと強調されていました。特にこのことは後の母子分離にとっても重要になりますね。

子育てをやめる子育てをおこなう思春期以降

 それまではボトムアップだったのを、小学校高学年以上はトップダウンに切り替え、今持っている力で自助具をつかいながらQOLをあげていくという考え方にしていきます。そして、そのころから特に時間軸予算軸を意識してつくっていきます。自分で考える時間軸(スケジュール)と予算軸(お小遣い制)がないと、ご褒美もペナルティもわかりません。そして迎える13〜19のティーンの時期。思春期は二次性徴に伴い、カラダと心が変化する時期で、知能、障害の有無に限らずやってくるといいます。この時期には子育てをやめる子育てをすることが大事で、大事なのは母子分離です。自室をつくり、落ち着かないときも自分でカームダウンエリア(押し入れなど)でカームダウンできるようにしていきます。小4で風呂には一緒に入らないことからはじめ、徐々に離れ中1で別室で寝るくらいを目標にし、プライドとプライバシーを尊重し、年齢相応に扱うようにすることが必要です。パーソナルスペースを守る、ベタベタ触ってほしくなければ触らないなどのことは、してほしいようにまずはこちらがするのがポイントです。しかし母親はずっと代弁する形での子育てをしてきたので、コミュニケーション障害の自閉症の母子分離は圧倒的に難しいとのこと。お互いの脳みそが同化しやすいので、エスパーにならないように注意しましょう。何でもわかってしまいますがたとえ親子であっても違う人間ということに気づいてもらわなければなりません。特に言われてもいないのに先回りして手を出すと、それがない時に人のせいになりますので、見ざる、聞かざる、言わざるで言うてくるまで待つのが大事です。そして親が仲介せずに、コミュメモなどを使いつつ社会と直接対峙させるようにしましょう。それが社会性を育てます・・。
安定した成人期を送っている予後の良い人は、自分の裁量で自分の時間を過ごせる余暇活動、そして感謝される役割を持っているそうです・・。

これでもごくごく一部ですが、全体を通じて感じたのはなにより本人を中心とした人権をベースとした思想が根底にあるということ、そしてロジカルでプラクティカルで、いわばユマニチュードの自閉症版みたいな感じを受けました。
やっと求めていたものを見つけたという感じがします。

さらにくわしく知りたい方はおめめどうさんの冊子や、ブログ、講演。本、有料メルマガ、フェイスブックなどを参照してくださいね。

自閉症支援は医療や教育、親団体の偉い人たちが中心のトップダウンの方式ではなかなか変わりませんし、医療、教育、福祉、家族がバラバラに動いていて実際あまりうまくいっていないように思います。ハルさん的には親が学んで市販のツールを使いながら人や場所や活動が変わっても同じ支援を継続していく方法が現実的には良いのではと主張していました。
確かに、コミュメモをはじめとしたおめめどうのツールは適応はかなり広く使えますし、副作用もありません。
まず始めてみて、続けてみという形でやってみればいいし、多くのケースで実際、楽になるのを実感できるかと思います。

(COIはありません(^_^;))。

最近、おめめどうの回し者を自認する同僚と二人であちこちで紹介していますが、松本や安曇野あたりでも徐々にブレイクしはじめていると聞きました。
このままこれを文化にしていくために来年あたりにハルさんを松本〜安曇野あたりで呼べればなと思っています。
有料のほうが参加者も真剣さが違うとのことですししっかりお代を頂いて(今回は非会員は2500円でした)、せっかくなので親子あるラボを母体に教育、福祉、医療、家族をまたいでの実行委員会方式がいいなかなぁ。

今から一緒に動いてくれる人募集します〜。



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