2014
07.01

アルコール健康被害対策法

Category: 未分類
精神神経学会でアルコール界の赤ひげ先生とこと猪野先生の講演会を聞いてきた。

「精神科医のこころの中には墓がある。」という。
そしてアルコールやっているとこの墓がすごく多いという。
社会的損失(4兆)と人々の不幸、毎年35000人の死亡者。
見逃されるアルコール依存症、ボロボロの身体、悲惨な家族、そして精神医療からすら見捨てられる人々。
日本の社会はアルコールの健康被害に対してタブー視していた。

こんな現状をかえ、悲惨な状態に陥る人が減り、本人や家族が人生を取り戻せるように・・。

そうした願いがあつまって昨年12月にアルコール健康障害対策基本法が制定され、本年6月より施行された。
アルコール対策を推進する人の大きな武器になり、対策はすすむであろう。
これまでは連携はボランティアであったがこれからは手当(予算)もついてくることになる。

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しかし法律はだけでは片手落ちでそれを運用することではじめて車の両輪となり動き出す。

法律の制定によって不適切な飲酒の防止によって健康障害と関連問題を防止すること、これが関係者の責務となる。
関係者とは。国、地方公共団体、事業者(酒類の製造、販売、提供)、国民、医師等、健康推進事業実施者である。

精神科医には国民の付託に応える精神科医として現場で推進していただきたいとのこと。
つまりは良質かつ適切な医療を行うように努めなければならない。

そしてこれから2年間で地方自治体等は基本政策を策定していかなければならない。
安易な3点セット(通達、ポスター、講演会)でおわらない取り組みをお願いしたい。

飲酒行動はスペクトラムであり、進行するのを予防することが大切である。
そのためには、一般内科医や健診に関わる医師などのSBIRT(エスバート)が合言葉となる。

SBIRTとは

Screening
 CAGE,AUDIT、AUDIT-C、ICD-10を活用
Brief Intervention
 介入によって危険な飲酒患者には摂酒を勧め、乱用や依存症患者には断酒をすすめる。
 うつ病治療初期には厳格に断酒をすすめる。
Referral to Treatment
 専門治療の必要な患者には紹介をおこなう。

の頭文字である。

アルコールは当初は依存症に依存するのは依存性物質の快楽がもたらす報酬だけではなく、苦痛の軽減という報酬によることがあることを理解しておく必要があるだろう。
しかし飲酒をつづけるうちにアルコールが入ると機能し、抜けると機能しなくなる脳になり、不快な状態を改善するために飲酒する。(好きで飲んでいるわけではなくなる)
そして、前頭葉機能の障害により、多量飲酒した状態が認知されない、記憶されず、多量飲酒時の客観的現実と本人の体験のギャップがあり、その家族との解離が家族を苦しめる。

アルコールとうつと自殺、死のトライアングルを理解する必要がある。
アルコールはレム睡眠を崩壊させ、うつ病を誘発するとともに、うつ病からの回復を妨げ、希死念慮が浮かんだ際に自殺への距離を縮める。
うつ病治療中はアルコールは厳禁である。


ということで、関係者はアルコール健康障害対策基本法についてまず知ろう。
   
     こちらに詳しく資料等があります→アル法ネット
 


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コメント
久しくお会いしていないので・・・経過をと思ったのですが。外来受診忙しいのですね!「紹介状」っていわれて。そうだった開業医院で対応患者と病院患者トリアージしてるし、法改正もろもろでどうもお会いすることは出来ないようです。先生と年齢近いシンクロできそーと思ったのですが残念。それぞれの場所環境でリカバリー志向でなんとかですね。
adhd 薬剤師dot 2014.07.01 15:12 | 編集
旦那さん思う奥さんの、
愛情強すぎるほど。・・・
旦那さんの回復がリカバリーが
むずかしくなることもあるのでは・・・・・。
adhd 薬剤師dot 2014.07.09 15:12 | 編集
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