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昨今の認知症治療薬について


認知症は人生の戻り道の障害・・(障害は支援の必要性で定義されます)
発達障害の逆のいわば「解体障害」だとおもっています。

「解体アンバランス症候群」ですね。
そして本人の体験からすると「慢性混乱症」です。
認知症ケアは緩和ケアでもあるともいえます。

脳の特定の部分のみ先行して解体していくアンバランスさが辛いのです。
ですので認知症治療薬はバランスをとるための自助具の一つとしてとらえるのがよいかとおもいます。
それももちろん十分なケアやサポートがあってのことですが・・。

昔の認知症に効くという触れ込みの薬(ホパテとかアバンとか)は厳密に再検証すると全く効果がなかったそうです。
一方、アリセプトに代表される今の薬は特に比較的若い人、ギリギリ一人暮らしをしている人などには使わなければもったいないというくらいの薬にはなっていると思います・・。
ただイライラしている状態に脳を冴えさせる薬(アリセプトなど)をつかうとカリカリしてよけい辛いことになります。
使い方には注意が必要です。
メーカーの誘導のように全例にアリメマなんて破壊的なことはやめましょう。
あわないメガネを無理やりかけさすみたいなことになるから・・。
コウノメソッドのコンセプトには賛成できます。

個人的には認知症治療薬は認知症とわかってから遺言や成年後見人を準備したり、介護保険サービスなどのさまざまなサポートが入るまでのリリーフ、時間かせぎのイメージです。

また超高齢者には特に希望があれば使うというくらいのスタンスです。
なぜなら身体面などの衰えとバランスが取れているから・・。
いたづらにバランスを壊すとよけい苦しめることになりかねません。

やめどきに関しては議論されることは少ないですが施設に入所したり(このあたりの老人保健施設ではあっさり切られてしまいます)ベッド上ADLになったときでしょうか。

あくまで個人的見解ですが・・。

(参考)
ここが知りたい! 高齢者診療のエビデンス [第1回]認知症治療薬,どう使う? 関口 健二

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toipsy

Author:toipsy
地域医療、リハビリ、地域ケアなどを経て、長野県の精神医療分野辺縁に生息。児童思春期青年期、発達支援中心。セルフヘルプ、ピア、地域づくりなどに興味があります。
2013年以前の記事はこちら

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