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思春期の諸問題への対応(学校編)

高校の先生を対象とした勉強会の事例への対応の質問(一部改変)に答えてみました。まず大切なことはジャッジメントよりアセスメント。「Why?」(原因追求志向)より「How?」(問題解決志向)です。

①男女交際に依存しすぎる女子生徒。関係が破たんすると欠席、リストカット、自殺願望のネットやラインへの書き込み、家出などが頻回。

周囲に甘えるが、うまく対人関係の距離がとれず、見捨てられ不安が強く、周囲の人に過度に期待して助けを求め巻き込みますが、じきに相手も応えきれなくなり、やっぱりダメだったという思いを強化してしまいます。安全が確保され、安心感の得られる場所で、ていねいに関われれば年単位で落ち着いてくるでしょうが支援者は決してひとりで抱えないことが大切です。本人に困り感があればスキルに焦点をあてたカウンセリングも有効でしょう。(過去に原因をもとめるよりは、今に焦点をあて成功体験をつんでいく方がいいです。)

②すぐに「死にたい」と訴え、リストカットもしてしまう。

これも①と同様の要素もあるでしょうが、「死にたいくらい辛い」が上手くSOSがだせず助けを得られないのだと思います。どこでもだれでもよいのですが、安心して愚痴をいったり、SOSを出せる場所がまず必要です。あるいは④のように周囲にインパクトを与える言葉として選んでいるということも考えられます。まず相談してくれたことを評価し、その上で自傷行為から愚痴、愚痴から必要な支援や、コーピングスキルの獲得につなぎましょう。

③心を閉ざし、自己の思いを全く発しない。

これまでの経験から周囲の人に対して諦めてしまった状態でしょうか?派手な目立つ問題行動こそないですが、難しいパターンです。少なくともどこかの場につながっているようであればきっかけが必ずありますから、ひだまりのような環境を提供しつつ、本人が語ってくれるタイミングを逃さないようにこちらも余裕をもって関わることでしょうか。そのうち②や①のように変化してくることも考えられます。

④教室をはじめ所かまわず卑猥なことを言う男子生徒。何度注意しても繰り返す

ASDがベースにありそうです。あまり意味をわかっておらず、周囲が面白い反応がでるからその行動が強化されているのかもしれません。こうした言動は定型発達では小学生くらいまでで卒業しますが、発達障害があると高校生以降でもありえます。そのような言動は望ましくないということはあらかじめ伝えておき、他の話題などでは楽しく話していても、卑猥発言があれば、周囲は「ハァ?」みたいなつまらなそうな顔、嫌そうな顔をしてあっさり流すという対応を統一してするのがよいでしょう。ただ子ども同士なら難しく、いじめの対象になってしまうかもしれません。

⑤授業中落ち着いて座っていられない

ADHDがベースにあるのかもしれません。授業が理解できていないか、じっと座っている授業スタイルがそもそも向いていないのではないでしょうか。本人にその授業で学びたい気持ちがあるのなら、自助具としてコンサータやストラテラも多少は有効かもしれませんが・・。座学なら一番前の席に座らせたり、バランスボールやクッションなどを使ったり、プリントを配る役目をあたえたり、インタラクティブなアクティブラーニングにしたりといった工夫はするとして、出来れば体験型、体得型のほうが本人も伸びるとおもいます。本人に合わない環境で無理をさせると②、③、④、⑥のように問題にみえる行動がでてくるかもしれません。

⑥自己流の正義感から暴力や暴言を繰り返してしまう

自分が強すぎて周りが見えなくなるASDがベースにありそうです。ASDの人は言行一致した人を信頼します。きちんとした対話になるのであれば自己流の正義感や考えを主張することは自由であり尊重されるべきですが、それを他者が受け入れるかどうかは別の話です。また他者の権利を侵害する暴言や暴力に関しては絶対許されないことだと宣言しておいた上で、周囲は統一した関わりをしましょう。六法全書を活用したり、警察の生活安全課などにも相談しておき一芝居売ってもらうことも有効でしょう。本人の言動に対して対応する周りの人は(「みんな」ではなく「私は」)どう考えているか、感じているかということは繰り返しフィードバックをしましょう。
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プロフィール

toipsy

Author:toipsy
地域医療、リハビリ、地域ケアなどを経て、長野県の精神医療分野辺縁に生息。児童思春期青年期、発達支援中心。セルフヘルプ、ピア、地域づくりなどに興味があります。
2013年以前の記事はこちら

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